終わってしまった。




終わってしまったよ…






「鈴木先生」!






ここ数年の連続ドラマとしては、俺の中ではNo.1になった。

そもそも、ドラマを見る気力も余裕もない生活を送っていたのだが、5月頃に買ったブルーレイHDDレコーダが我が家の生活を変えた。

平日録画して、土日に子供が寝てる隙に一気に見る。



ま、それでも録画したのは、「鈴木先生」と、NHK朝の連ドラと、日曜のNHK大河ドラマくらいで、俺がセットしたのは「鈴木先生」だけ。
NHKのほうは奥さんが予約しているものだ。




大学に入って一人暮らしを始めてからというもの、TVの録画を全くやってこなかった(レコーダを持ってなかった)俺としては、ブルーレイレコーダの素晴らしさと科学の進歩に驚嘆したのは言うまでもないが、それはさておき、「鈴木先生」だ。




まずこの「鈴木先生」は、なぜ見始めたのかと言うと、少し前にみてた「セカンドバージン」というドラマに出てた長谷川博己が主演だったからだ。
いつものように仕事から帰ってTVをつけたら、「あれっ、この人セカンドバージンに出てた人じゃん…?」と気になって見てしまった。
この長谷川博己なるお方、俺の知り合いにそっくりで、しかも鈴木先生の思考回路や喋り方までそっくり。

ドラマを見て何度ニヤッとしたことか。

それと、オープニングの曲がよかった。
ROCK’A’TRENCHの「光射す方へ」か。
これまた久々に心に響く曲で、ある意味このオープニング曲を聞くためにこのドラマを見たようなものだ。



「鈴木先生」の素晴らしかった点は、一教師の思考をあますことなく表現していたことだ。やや偏った思考だが、中学生と向き合っていく心のプロセスは見ていて共感できた。
他の教師モノで、ここまで心のプロセスを表現できたものはあっただろうか?
あの金〇先生だって、心のプロセスは全く描かれていなかった。

こういうドラマが出てきたのも、精神面を重視するようになった時代の流れだろうか。


また、「鈴木先生」には中学生という多感な年頃の人間に教えるべきことの本質が含まれていたように思う。

大人になるって、どういうことなのか。

覚悟を決めるとは、どういうことなのか。

結局、ドラマの後半はこのことに終始していたようだが、これはこれで良かったように思う。
俺も奥さんも、鈴木先生がどんな論理で生徒と向き合うのか、とてもハラハラしながら見ていた。



唯一悔やまれるのは、第10回でこのドラマが終わってしまったことだ。
てっきり、最終回は第12回目だと思っていたのに。
ま、それ以上回数を重ねるのは、それはそれで微妙だったかもしれないので、潔い幕引きだったと思っておこう。




ドラマは、まず見てみなければその面白さが分からないため、どんなに面白くても見ないことには始まらない。
そういった意味で、たまたま「鈴木先生」と出会ったことに感謝したい。






子供が大きくなって多感な年頃になっても、やはり質の良い論理をもって向かい合えるような、そんな親になりたいとつくづく思った。

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