葬式だった。







小・中学校のときの同級生の。

駅に迎えにきてた父が、「おかえり」の後に発した言葉が「くんチャンが死んだばい。昨日」。

ビックリだよ、ホント。





くんチャンは、小学校3・4年の頃は、毎日一緒に帰っていた友達だった。
中学以降はそれこそ一言も喋ったことがない。
つまり、12年ほど疎遠だったことになるわけだが,それでも少々ショックを受けた。

さっき葬儀に参列してきたんだけれどね。

小・中学校の頃の同級生がたくさん来ていた。
男ばかりだったけれど。
みんな泣いてた。
俺は泣けなかったけれど。

くんチャンとの思い出は思ったよりもたくさんあったが、泣けなかった。
くんチャンが何をしている人だったかすらも俺は知らなかったし。
田舎を出て行った俺と、田舎にとどまっているみんなとの境界がはっきり表れていた。

それに、はっきり言って葬式は苦手だ。
俺の中では、葬式は田舎の象徴なのである。





そうなんだよ、田舎には「死」を払拭するだけの「生」のエネルギーがまるで感じられないんだ。
都会と田舎では、都会のほうが死者が多いはずなんだけど、都会では、特定の場所以外では「死」をまるで感じさせない。



ちなみに、この正月には近所の知り合いが亡くなったというのも実家に帰ってきてから聞いた。
その人は俺の一歳年上の先輩で、小学校の頃は毎朝一緒に登校していた。
中学校の頃は同じ部活で、キャプテンをやってたんだけど。

舌癌だったらしい。

それにしても、その先輩もくんチャンも、若すぎるだろう…





二人に、どうかご冥福を。

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