それを考えるその前に
2005年11月10日 笑い後輩のS君は、とても純粋な青年である。
それゆえ、思いがけないことを聞いてくることがある。
つい最近の彼の質問。
「ジキルさん、将来結婚したいと思ってます?」
「そりゃ、まあね」
「僕時々ふと考えるんですよ。女の子が生まれたらどんな名前がいいのかなって」
「ほほう」
「僕としては、男の子でも通用するような名前がいいかもなって思うんですよね」
「そりゃまたどうして?」
「いやぁ、なんとなくです。僕の趣向の問題です。で、そんな感じでいい名前ないですかね?」
「そうだねぇ…あー、ナオってどうよ、ナオ」
「おっ、なかなかいいですね!あーでも、どちらかといえば女の子っぽい名前ですよね」
「ふうむ…じゃあこれはどう?マコトってのは」
「マコトか…いいですね、うん。マコトいいなぁ」
「だろ?漢字は”真”に”琴”で真琴な」
「あーいい感じです。じゃあ将来女の子を授かったらその名前をつけようっと」
「まてまてまてまて、そんな安直な決め方でいいのかよ(笑)」
そこで俺にいたずら心が芽生える。
「そうだ。マコトって言い出したのは俺なんだから、その名前をつける優先権は俺にあるだろ」
「えー、そりゃないですよ」
「まぁいいや。君が自分の娘にどう名づけようが、俺は自分の娘をマコトって名づけるから」
「かぶっちゃうのはなんかイヤですね…じゃあジャンケンでどうです?最初に問題提起したのは僕なんですから」
「潔くジャンケンってか。よかろう」
俺、チョキを出して勝つ。
「マコトはいただいた!」
「しょうがないっすね…マコトはもったいないですが、他にいい名前ないか考えるとします…」
「が、ここでだ。俺もそこまで鬼じゃあない」
「というと?」
「10万円で君にその優先権を譲ってもいいぞ」
「あんた鬼や!!!」
とりあえず、将来授かるかどうかわからない娘の名前を妄想するよりも、まずはお互い相手を見つけような、Sよ。
それゆえ、思いがけないことを聞いてくることがある。
つい最近の彼の質問。
「ジキルさん、将来結婚したいと思ってます?」
「そりゃ、まあね」
「僕時々ふと考えるんですよ。女の子が生まれたらどんな名前がいいのかなって」
「ほほう」
「僕としては、男の子でも通用するような名前がいいかもなって思うんですよね」
「そりゃまたどうして?」
「いやぁ、なんとなくです。僕の趣向の問題です。で、そんな感じでいい名前ないですかね?」
「そうだねぇ…あー、ナオってどうよ、ナオ」
「おっ、なかなかいいですね!あーでも、どちらかといえば女の子っぽい名前ですよね」
「ふうむ…じゃあこれはどう?マコトってのは」
「マコトか…いいですね、うん。マコトいいなぁ」
「だろ?漢字は”真”に”琴”で真琴な」
「あーいい感じです。じゃあ将来女の子を授かったらその名前をつけようっと」
「まてまてまてまて、そんな安直な決め方でいいのかよ(笑)」
そこで俺にいたずら心が芽生える。
「そうだ。マコトって言い出したのは俺なんだから、その名前をつける優先権は俺にあるだろ」
「えー、そりゃないですよ」
「まぁいいや。君が自分の娘にどう名づけようが、俺は自分の娘をマコトって名づけるから」
「かぶっちゃうのはなんかイヤですね…じゃあジャンケンでどうです?最初に問題提起したのは僕なんですから」
「潔くジャンケンってか。よかろう」
俺、チョキを出して勝つ。
「マコトはいただいた!」
「しょうがないっすね…マコトはもったいないですが、他にいい名前ないか考えるとします…」
「が、ここでだ。俺もそこまで鬼じゃあない」
「というと?」
「10万円で君にその優先権を譲ってもいいぞ」
「あんた鬼や!!!」
とりあえず、将来授かるかどうかわからない娘の名前を妄想するよりも、まずはお互い相手を見つけような、Sよ。
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