雨ばっかり

2005年10月18日 笑い
面白いネタがない。
少なくとも、今はない。
道を歩いているときや電車の中でボーッと考え事してるときは思いつくのだが、すぐ忘れる。
メモ帳持参すっかな…ネタをリアルタイムでメモるために。

がしかし、別にそこまで必死にならなくていいじゃんと考え直した。
少なくとも、メモ帳というものは俺には合わない。

そういえば、姉貴が変てこなメモ帳持ってた。
普通のメモ帳よりかなり分厚くて、一冊の本みたいだった。
なぜそんなに分厚いメモ帳を使っているのか?と尋ねると、
「あたしがあたしであるためのメモ帳なんよ〜」
という姉の返事。

「あたしがあたしであるため」のメモ帳ってどんなメモ帳やねん…


聞けば、そのメモ帳はとある有名なカウンセラー(だったと思う)が提案したメモ帳で、そのコンセプトは「あなたらしく毎日を生きるために何らかの目的を掲げ、それに沿って行動できるあなたを作る」というものらしい。

そのメモ帳をつけるにはまず、自分がどんな立場におかれているのかを把握することから始まる。
例えば、姉貴は俺の姉であり、俺の兄の姉であり、恋人を持つ一人の女であり、娘であり、職場では結構上の立場に位置する人間である。
そのように、自分のおかれている環境を理解し、ではそれぞれの相手とどのような関係が理想であるかを設定していく。
で、それを1ページ目に書く。

ま、この前焼肉に連れてってくれたのは、俺に対して「色々なことを話せる兄弟になりたい」という理想があるから誘った、というのが理由らしい。
最初は、そういう理由で焼肉に誘うなんてヘンなの〜、と思ってはいたが、まーその言い分も分からなくは無い。




なぜかというと。



俺ら兄弟は、というより、俺の家族は少しおかしいと中学の頃くらいからずっと思っていた。
まず、両親は結婚の馴れ初めについて自分達の口から語ってくれたことはなかったし、家族の間で恋愛事について話すこともなかった。
普通さ、彼氏ができたとか、彼女ができたとか、そういうのは暴露せずとも何かしら雰囲気で分かると思うんだけど、俺の兄弟にいたっては全く分からなかった。
いつ付き合いだしていつ別れたのか、なんてことは全然分からなかった。

どこの家庭もそうなんかな?
俺が想像するには、もっとオープンだろうよ。

以前友人の#が、
「君はいつの間にか彼女ができてて、いつの間にか別れてたよね」
と俺に対して言ったことがあったが、それは俺がそういう家庭環境で育ったからだと思う。
故意に隠そうとしていたのではないんだ。
その話題に触れることがタブーであるという意識が己の中に存在していただけで。

だから、俺が高校生の頃彼女がいたなんてことは、俺の両親は多分知らないはずだ。
ひょっとしたら感づいてたのかもしれないけど。
(姉貴と兄貴は俺が高校生の頃にはもう一人暮らしをしていたので、当然知らないだろう)



とにかく閉鎖しきった空間という表現がしっくりくる、そんな家庭であった。
しつけも、おそらくかなり厳しいほうだった。
特に、俺が中学に入学するくらいまではTVはさほど見れなかった。
食事はTVのない部屋でみんな集まってとり、夜俺らがTVを見るのが許されたのは19:30まで。
あとは、金曜ロードショーなどの映画は見ても文句言われなかったな。

昼はいつでも見てよかったが、昼TVをつけること自体が両親に嫌がられていた。
なので、俺はよく祖父の部屋でTV見てたっけなぁ。
祖父の部屋だと、さすがに両親は何も言ってこなかったから。



しかし、最近は両親ともにかなりオープンになってきたと思う。
特に母が。
母は俺が大学に入って身軽になってからというもの、自分で開業してマッサージ師をやっている。
その仕事をする上でお客さんとと色々なことを話すうちに、だんだんとオープンになってきたんだと思う。
なんせ、それまで地元の婦人会にも入らず、完璧に閉じた家庭で主婦業オンリーだったんだから、それとはまるで別世界だろうよ。



おっと、最初の話題からずいぶんと脱線してベラベラと書いてしまった…



明日は晴れないかな〜。
今日徹夜だし、いい朝日を拝みたいもんだ。

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