『月とチェリー』という映画を見た。
と言っても一週間ほど前だが。
ずいぶん時間を経て書くのは自分なりにワケがある。
最近、日本の映画に凝っててね。
しかも、弾けたものがいいというか、生活感が過剰に溢れるものがいいというか。
ギャンブルやセックスがあればいいというものでもなく。
それでね。
この映画、主人公に彼女ができるのだが、この彼女がこれまたワガママなんだ。
「アタシはあなたの一番の理解者よ」と言ってるくせに、執筆に忙しい主人公に対して「アタシだけを見て」とワガママを言う。
「うわー、なんだこの女は」と思ったが、なぜかそれだけでは落ち着かない感覚が自分の中に残った。
エンドロールが終わったあとも。
一体このもやもやは何だ?と暇があれば考え続け、一つの答えにたどり着いた。
あの脇役の一人にしか過ぎない女の子は、俺と同じなんだと。
誰だってさ、好きな人のことを理解しようと思う反面、自分のことも好きでいてほしいと思うだろう。
あの女の子はそれをそのまま具現化したものであり、それは俺自身ともオーバーラップする。
俺もKに対して「俺はお前の理解者の一人だよ」と言う反面、Kが誰彼と知り合いになったんだ〜という話をしてくると、ちょっとムッとしたり、時には「俺がお前のこと好きだって分かってる上で、俺に他の男のことを話すのか?」と文句を言ったり。
しかし、Kからしてみれば、色んな人と知り合って自分の世界を広げようとする過程で知り合ったに過ぎず、俺からそんな筋違いな文句を言われる筋合いはないだろう。
もちろん、その過程で好きなヒトができればなお良いと思っているには違いないだろうが。
とにかく、愕然としたね。
自分のちっぽけさに。
Kの生き方を許容してあげれてなかったことに。
それはとりもなおさず、彼女のことを理解していなかったことになるのではないか。
「俺はお前の理解者だよ」というのは、今考えてみれば嘘に過ぎなかった。
とまぁ、ある意味敗北感にも似たような感覚に支配され、ここ一週間はKと連絡を取っていなかった。
ま、考えすぎと言っちゃあ考えすぎなのかもしれんけどね。
ああ、もっと大きな人間になりたいなぁ。
もっと自分の世界広げて、もっとハッピーに生きたいね。
急がば回れ、か。
俺はあの女の子みたいな、その時限りの脇役なんてゴメンだぜ!
と言っても一週間ほど前だが。
ずいぶん時間を経て書くのは自分なりにワケがある。
最近、日本の映画に凝っててね。
しかも、弾けたものがいいというか、生活感が過剰に溢れるものがいいというか。
ギャンブルやセックスがあればいいというものでもなく。
それでね。
この映画、主人公に彼女ができるのだが、この彼女がこれまたワガママなんだ。
「アタシはあなたの一番の理解者よ」と言ってるくせに、執筆に忙しい主人公に対して「アタシだけを見て」とワガママを言う。
「うわー、なんだこの女は」と思ったが、なぜかそれだけでは落ち着かない感覚が自分の中に残った。
エンドロールが終わったあとも。
一体このもやもやは何だ?と暇があれば考え続け、一つの答えにたどり着いた。
あの脇役の一人にしか過ぎない女の子は、俺と同じなんだと。
誰だってさ、好きな人のことを理解しようと思う反面、自分のことも好きでいてほしいと思うだろう。
あの女の子はそれをそのまま具現化したものであり、それは俺自身ともオーバーラップする。
俺もKに対して「俺はお前の理解者の一人だよ」と言う反面、Kが誰彼と知り合いになったんだ〜という話をしてくると、ちょっとムッとしたり、時には「俺がお前のこと好きだって分かってる上で、俺に他の男のことを話すのか?」と文句を言ったり。
しかし、Kからしてみれば、色んな人と知り合って自分の世界を広げようとする過程で知り合ったに過ぎず、俺からそんな筋違いな文句を言われる筋合いはないだろう。
もちろん、その過程で好きなヒトができればなお良いと思っているには違いないだろうが。
とにかく、愕然としたね。
自分のちっぽけさに。
Kの生き方を許容してあげれてなかったことに。
それはとりもなおさず、彼女のことを理解していなかったことになるのではないか。
「俺はお前の理解者だよ」というのは、今考えてみれば嘘に過ぎなかった。
とまぁ、ある意味敗北感にも似たような感覚に支配され、ここ一週間はKと連絡を取っていなかった。
ま、考えすぎと言っちゃあ考えすぎなのかもしれんけどね。
ああ、もっと大きな人間になりたいなぁ。
もっと自分の世界広げて、もっとハッピーに生きたいね。
急がば回れ、か。
俺はあの女の子みたいな、その時限りの脇役なんてゴメンだぜ!
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