幼馴染

2005年7月13日 笑い
リンク先のリンク先でごたごたがあってるようだが、自分には状況が全然分からない。
どうやら秘密日記絡みらしいが。



それはさておき。


俺の幼馴染が東京にいるということを、この前母親が来たときに母親から聞いた。
これは奇遇である。

その幼馴染(Aちゃん)は、当然住所は同じ地区であったが珍しいことに俺と同じ幼稚園だった。
たいてい、その区域の子供はその区域の保育園に通うのだが、俺とAちゃんはバスで通うような結構遠い幼稚園に一緒に通った。

小学校はずっと同じクラスで、中学校は同じクラスになったことはなかった。
中学を卒業して同じ高校に入ったが、当然同じクラスになることはなかった。
俺は理系でAちゃんは文系だったし。
ただ、時々登下校時にばったり会って、一緒に登下校したことはあったけど。

高校2年の頃だったか、Aちゃんには彼氏ができた。
その彼は一年の頃俺と同じクラスで結構仲が良かったヤツなので、俺は自分のことでもないのに嬉しかった。
ちなみに、その頃俺は好きだったコにフラれた後だったので、孤独感も少し覚えたけど(笑)


で、さらに時は流れ高校3年の冬。
受験勉強真っ只中。
下校時にバッタリAちゃんと会った。
そのときはかなり久しぶりに会ったので、お互い色々と話した。
内容はほとんど忘れたけど。

ただ、一つだけ覚えている会話がある。


A「ジキちゃんて医学部受けるとだろ?」

俺「俺が医学部!?んなもん受けるわけねーじゃん。第一医学部なんて受からんし、興味もないし…」

A「ふ〜ん…アタシね〜、ずっとジキちゃんはお医者さんになるものとばっかり思っとったとよ」

俺「なんで?」

A「だってジキちゃん、昔から頭良かったし、今だって学校の成績優秀者の一番上のほうに名前書いてあるけん」

俺「…」

A「そうそう、アタシね〜、昔から夢があったとばってん」

俺「なん?」

A「将来アタシが結婚して子供ば産むときにたい、ジキちゃんに子供とりあげてほしか〜って思っとったと。でも、ジキちゃんお医者さんにならんなら、それもできんとよねぇ」

俺「…!?」


その時、Aちゃんは俺のたった一人の幼馴染であると同時に、俺もAちゃんのたった一人の幼馴染なんだな、としみじみ思った。
やっぱ、幼馴染って何か他の友達とは違うなと。

本当は、この会話は俺の胸の中に一生閉まっておこうと思ってたのだが。
ネタがないのでついつい書いてしまった。



Aちゃんは東京で、某航空会社のなんたらオペレーターをしているらしい。

Aちゃんがどんな素敵な女性になっているのか、はたまた、まだ垢抜けない田舎娘のままなのか、俺は全然知らない。

そして、俺は医者にはならなかったし、将来Aちゃんの子供をとりあげてあげるなんてことは所詮夢物語でしかありえないことだけどさ。

そういえば、俺が将来何になりたいのか、あの時結局言わなかった。
君が知らないことが一つあるんだ。

それは、将来俺が作るであろう飛行機に、君がお客を案内するということだ。
君がその頃まだ働いていればの話だけど。
ガキの頃からの自分の夢が叶うのと同時に、君と何らかの形でまた繋がることができるかもしれないと思うと、素敵なことだと俺は思う。


幼馴染に幸あれ。

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