10月8日の日記

2004年10月8日 笑い
ジキルです。

昨日、一昨日はあんなに晴れてたのに、
また雨かよ(しかもやたらと寒いし)。

今日は、人がどのようにして円くなっていくのかについて考えてみた。
性格とか、気質とかのことで。

俺の研究室の助教授は、助教授としては結構若いんだけど、
その若さゆえか、非常に厳しいらしい。

らしい、というのは、俺は講座が教授のほうなので、
実はその助教授とは過去に一度しか話したことがなく、
助教授の性格などが掴めていないからだ。

助教授の講座の博士課程の先輩(以下C氏)曰く、
「マスター(修士課程)の頃、研究会に5分ほど遅刻したとき、
『遅刻してくるなんて、大学院ナメてるの?
院試受けずにどこか適当な会社に行ったほうがよかったんじゃないの?』
って言われた。まじガクブルだった」

それくらい厳しかったそうだ。

しかし、C氏曰く、
「最近は以前に比べてかなり円くなったよ」
らしい。

助教授が円くなった背景には次のようなことがあるらしい。

C氏がM1(修士過程1年)の頃のM2の人(以下S氏)が
かなりのダメダメ君だったとのこと。

S氏がどれくらいダメ人間だったかというと、
・研究会の資料を作ってこない
・学校の自分用パソコンでネトゲーをする
・修士論文書くのをC氏に手伝わせる

俺から見てもかなりのダメっぷりである。
こんなんでよく卒業できたな、というのが素直な感想だ。
特に、上二つの項目がまじでやばい。

C氏曰く
「ああいうダメな人でも、最初はそういう人間なんだと分からないから、
先生は当然叱るでしょ。
けど、あんまりダメなことが続くと先生も叱るのが面倒になるわけよ。」

なるほど、それはそうだ。期待する人材だからこそ叱咤する価値がある。

C氏はこう続ける。
「俺が思うに、Sさんが今までにないほどのダメ人間だったから、
先生もある程度のことには慣れちゃって、怒らなくなっちゃったんだよ。
ある意味Sさんが研ぎ石となって、
先生のトガった部分を円くしたんだろうね。
おかげで、最近先生から叱られたことなんて全くないしね。
まぁ、ちょっとは歳取ったから元気が無くなったっていうのもあるかもしれないが。」

なるほどね、研ぎ石か。
「円くなること」を良い方向で捉えれば
「人間的に成熟する」
という風にも考えられなくはないが、
反対の意味で考えると
「周りに己を円くさせるだけのダメ人間がいる」
ってことか凹○

そういう意味で言うと、うちの教授は成熟しきってるけどね…
教授の残り少ない角を削ってしまわないように頑張らなくては(笑)

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